きょうも読書

言葉の迷路を彷徨う

そのほか選書

夏はウナギ 1200年前の「万葉集」に登場

夏バテに鰻を食べる、は1200年前から実は縄文時代から食べられていた ソクラテスの最後の晩餐にも登場 !? 江戸時代の平賀源内もびっくり 「土用の丑の日に鰻を食べる」が習慣になったのは、江戸時代に平賀源内がひろめたとして知られています。しかし、源内…

小学生にもわかる 旧約聖書「原罪」

禁断の果実を食べたアダムとイブの罪この人類最初の罪を「原罪」と呼ぶ ルーカス・クラナッハ(父)「アダムとイヴ」1526年 コートルード美術研究所(ロンドン) 禁断の果実 エデンの園に置かれたアダムは、神から園を自由に歩きまわって、管理する仕事を与…

文学はお金より大事なんだぜ 沼野充義

『世界は文学でできている』 文学には日本文学もフランス文学もロシア文学もない面白い文学を面白く読めばいいのだ 人間にとってお金よりも大事な(本当だぜ)文学のために この『世界は文学でできている』に具体的な効用がどの程度あるかは保証できませんが…

一期は夢よ ただ狂え 閑吟集

「何しようぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂え」(閑吟集より) 何になるだろう真面目くさってみたところでしょせん、人生は短い夢よただひたすらに面白おかしく遊び暮らせ 閑吟集(かんぎんしゅう)とは 室町時代後期の小歌の歌謡集。永正15年(1518年)に成…

知らないことはスマホでググる

知らないことは調べるスマホでググる、とにかくググるそれでもわからないときは本を買う スルーしないでその場で調べる 普段、本を読むときに特別に心がけていることなど、あまりないのですが、なにか無意識にいろいろなことをしているようです。 そのひとつ…

この50冊の名著を読む理由 『日本の名著』

私たちは近代の思想遺産、少なくともこれらの50の名著は活用せねばならぬはずである 日本の名著―近代の思想 (中公新書) 作者: 桑原武夫 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2012/10/01 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログを見る 『日…

『江副浩正』 リクルート運命の岐路

なぜ彼にだけ見えたのかなぜ彼は裁かれたのか 欲の連鎖が悲劇を生む まるでドラマでもみているようだ。500ページにもおよぶ本書は、いっきに読みすすめられた。Amazon をはじめ、多くの書評には彼への称賛の言葉が並ぶ。稀代の経営者、偉大な起業家と。しか…

『手から、手へ』 「一万円選書」に選ばれた感動の一冊

NHK『プロフェッショナル仕事の流儀』での、いわた書店『一万円選書』に選ばれた一冊 手から、手へ 作者: 池井昌樹,山本純司,植田正治 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2012/10/05 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログ (3件) を見る 『手…

『無名の人生』 渡辺京二

名著『逝きし世の面影』の著者初めての語りおろし生きるのがしんどい人びとにエールを送りたい 無名の人生 (文春新書) 作者: 渡辺京二 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2014/08/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (10件) を見る 渡辺京二(わたな…

2017年度「記事ランキングベスト10」

備忘録として始めた「きょうも読書」 読了本の備忘録として始めたブログ「きょうも読書」が、はてなブログに引越してきて1年経過しました。今回は約200本の記事から、10本を独断と偏見で選び、勝手に順位をつけてみました。番外編は5本。なお、サイドバーの…

無名に埋没せよ 渡辺京二

『逝きし世の面影』の著者が贈る目からウロコの人生指南社会に役立たなくていい 女子学生、渡辺京二に会いに行く (文春文庫) 作者: 渡辺京二,津田塾大学三砂ちづるゼミ 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2014/12/04 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (…

作家がペンネームを用いる理由

ペンネームも作家にとって作品の一部なのです 作家がペンネームを用いる理由 ・本名が平凡である。印象が薄い・読みにくい・本名を隠したい。勤務先に知られたくない・本名がキライである 著名な作家のペンネーム 村上春樹(むらかみはるき)大ベストセラー…

『文豪と暮らし』 芥川龍之介も愛した銀座のカフェ

現存する日本最古の「喫茶店」カフェーパウリスタは文豪たちに愛された場所 文豪と暮らし~彼らが愛した物・食・場所~ 作者: 開発社 出版社/メーカー: 創藝社 発売日: 2017/06/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 創業は明治44…

『日本再興戦略』 落合陽一

AI、AR・VR、5G、ロボット、自動運転、ブロックチェーンなどのテクノロジーがこれからの世界を大きく変えていく 日本再興戦略 (NewsPicks Book) 作者: 落合陽一 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2018/01/31 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (6件) を…

グアテマラ共和国での「フェアトレード学」

フェアトレードのアイテムはアクセサリー 手首を露出する機会の増える夏のファッションスタイルにおいて、存在感を増すアイテムといえばブレスレット。数あるブランドの中でも高い人気を誇る「WAKAMI(ワカミ)」。 そのアクセサリーをグアテマラ共和国で「…

『働かないアリに意義がある』 ムシから生き方を教わる

働かないひとを「余力」と考えてみる実はこれが重要なのかもしれない 働かないアリに意義がある (中経の文庫) 作者: 長谷川英祐 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版 発売日: 2016/07/08 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 働かないアリがい…

人よりも遠回りな人生

永遠に生きるかのように学べ明日死ぬかのように生きろ 金メダル獲得後の会見では、過去の五輪も振り返り語った、スピードスケートの小平奈緒選手。五輪新記録での優勝という圧倒的なスピードでの勝利だったが、レース後の会見では「金メダルは名誉ですが、ど…

北朝鮮の受難と生きる道

国家の行動原理は生き残りである隣国同士は対立する敵の敵は味方 長引く拉致被害者問題、核開発も止めない、そして敵対行為ばかりの北朝鮮。まったく理解できない国だが、朝鮮半島情勢も地政学を学べばさまざまなことが見えてくる。 マンガでわかる地政学 (…

『手塚治虫シェイクスピア漫画館』 6作品収載

手塚治虫がシェイクスピアの6作品を題材に描いたマンガ を収載 手?治虫シェイクスピア漫画館 作者: 手塚治虫 出版社/メーカー: 実業之日本社 発売日: 2017/12/08 メディア: コミック この商品を含むブログを見る 手塚治虫生誕90周年記念刊行 本書は手塚治虫…

人は文学や文化なしに生きられるか

強制収容所から聞こえてきたアンナ・カレーニナで不思議なことが起こった 生きる証しを求めて 神が創造した最初の男女、アダムとイヴ。旧約聖書によると、ある日二人は蛇に誘惑されて神から禁じられていたりんごの実を食べてしまい、楽園から追放された。下…

又吉直樹 『第2図書係補佐』 珠玉の47冊を紹介

お笑い界きっての本読みピース又吉が尾崎放哉、太宰治江戸川乱歩などの作品を紹介 第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫) 作者: 又吉直樹 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2011/11/23 メディア: 文庫 購入: 8人 クリック: 97回 この商品を含むブログ (92件) …

大学主催の「ロシア語フェスタ」を覗いてみた

ロシア語フェスタは今年で8回目 都内近郊にある大学で先日開催されたロシア語フェスタは、学生たちが主体のイベントでした。学園祭のノリという印象は拭えないものの、それでも趣向を凝らし、詩の朗読やチェーホフの劇、パロディー風なロシア語ニュースなど…

『逆説の生き方』 外山滋比古 不幸の中で幸福を見つける

教え子に色紙をねだられてしたためた一句がとんでもないことに ... 浜までは海女も蓑きる時雨かな 瓢水(ひょうすい)「浜までは海女(あま)も蓑(みの)きる時雨(しぐれ)かな」 この瓢水ってどういう人? 上の句は、著者の外山先生が還暦を迎えた教え子…

『プーチンの実像』 山下泰裕へ贈った言葉

悪魔でもない救世主でもない等身大の人間プーチンを知りたい 朝日新聞国際報道部が、「プーチンを直接知る人たち」へのインタビューを重ね、伝聞や憶測ではない証言を集めることで、プーチンの人間像を多面的に描いたとする本書は、はたしてその実像に迫るこ…

「主要な文学思潮」 近代文学の種類がわかる

今、日本人が読むべき近代文学その思想を解説する 近代文学とは 日本文学においての近代文学とは諸説ありますが、明治維新以降、文明開化から1945年(昭和20年)の終戦までに生れた文学作品とあります。明治から昭和までの主要な文学思潮を頭に入れておくこ…

20世紀の芸術を変えた「バレエ・リュス」

先鋭的な芸術として生き返らせたニジンスキーとディアギレフ バレエ・リュス 踊る歓び、生きる歓び バレエ・リュスは奇跡のロシアバレエ団 バレエ・リュスはロシア出身の芸術プロデューサー、セルゲイ・ディアギレフが主宰したバレエ団である。1909年にパリ…

「ほめる」は魔法のくすり 外山滋比古

知的文章術~誰も教えてくれない心をつかむ書き方 (だいわ文庫 E 289-5) 作者: 外山滋比古 出版社/メーカー: 大和書房 発売日: 2017/08/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 驚異のピグマリオン効果願えばかなう ほめると目に見えて上達する 学校で…

オーラル・ヒストリー 御厨 貴

大学院主催のオープンゼミ 都内にある大学院主催のソーシャルデザインオープンゼミが秋葉原でありました。当日は千代田区の有形文化財に指定されている建物での開催です。講師は東京大学名誉教授の御厨貴さん。ちょうど衆議院解散総選挙と重なり忙しい時期に…

『命の一句』 世界でいちばん小さなメッセージ

最短詩型だからこそその中に無限の小宇宙がひろがる 天国はもう秋ですかお父さん塚原 彩交通事故で父を失った、三重県の小学生の句。日航財団が主催した「世界こどもハイクコンテスト」の秀作。芭蕉は「俳諧は三尺の童にさせよ」といった。失った父に「天国…

『塩のはなし』 忠臣蔵は塩が原因だった

塩の発見 塩は、空気や水とともに人間が生きていくために欠かせない大切なものです。では、わたしたち人類の祖先は、いつごろから塩を使っていたのでしょうか。日本では、縄文時代の終わりから弥生時代にかけてのころではないかといわれています。いまからお…