きょうも読書

言葉の迷路を彷徨う

「奈良の桜」 美しすぎる映像

 

吉野山の人々や心を映し出す風景
美しすぎる
「奈良の桜」

 

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奈良、時の雫「奈良の桜」
カメラマン  保山耕一

 吉野山の桜には人々の想いが込められている。修験道祈りとして献木された桜、後醍醐天皇の霊を慰める為に植えられた桜、天国にいる家族を偲ぶ桜。吉野山の桜は人々の心を映し出し美しく咲き、そして散る。吉野山の桜風景に感動するということは桜に込められた人々の心に感動しているのである。だからこそ、吉野の桜は美しい。

 映像作品では、桜とともに生きる吉野山の人々や心を映し出す美しい桜風景が描かれている。保山氏は2013年に直腸がんと診断され、現在も抗がん剤治療を続けながら「奈良には365の季節がある」という強い思いを映像にすることをライフワークとしている。

 

 

保山耕一 HOZAN KOICHI
TVカメラマン(フリーランス
1963年大阪出身。奈良県在住。
THE世界遺産情熱大陸
美しい日本に出会う旅、他多数
日本映像フェスティバル 優秀賞 文部大臣賞