『読書の技法』 佐藤 優

 

読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

 

 

難解な本を、どう読みこなすか、大量の本をどう速読するのか。本書では蔵書約4万冊の佐藤流「本の読み方」を公開しています。

 

基本的な本の読み方

 冒頭から、本の読み方について、まずは小説を読むのをやめること。そしてテレビを遠ざけること。睡眠時間は4時間程度と語る。鈴木宗男事件に連座して「鬼の特捜」(東京地方検察庁特別捜査部)に逮捕され、512日間の拘置所生活を送ったが、そこで学術書を中心に220冊を読み、読書ノートを62冊作ったことが後々の読書生活と執筆生活に大きくプラスしていると。
 本にはその本性から「簡単に読み流せる本」と、「そこそこ時間がかかる本」と、「ものすごく時間がかかる本」の3種類があり、熟読する本をいかに絞り込むかということが読書術の要諦。速読の第一の目的は、読まなくてもよい本を外にはじき出すことです。

 

定規を当てながら1ページ15秒で読む

 速読において時間をロスする最も大きな要因は、内容に引っかかってしまい、同じ行を何回も読み直すことという。定規を当てながら速読すると同じ行を重複して読むことを避けることができる。

 

新聞の読み方の応用

 多忙なビジネスパーソンなら、新聞を読むのに毎朝30分以上はかけないはず。ざっと見出しを見て当たりをつけ、どれを読んでどれを読まないかを判断する。そのうえで、既存の情報は適度に飛ばし、必要な未知の情報だけを拾い読みする。その原理を読書に応用する。

 

 本書では「本をどう読むか」のほかに、何を読めばいいか、いつどこで読むかなどについても語られており、司馬遼太郎の「坂の上の雲」や、村上春樹の「1Q84」の読み方ついても述べています。