きょうも読書

言葉の迷路を彷徨う

親孝行とは「演技」することです

 

みうらじゅん語録

 

親孝行とは「演技」することです
形から入れば、心は後からついてきます

 

辛いこと嫌なこと全てに
”ブーム” と ”プレイ” という言葉をつけてみる
親孝行プレイ、残業プレイ
甘いもの断ちブーム ...

 

第二次世界大戦っていうネーミングも
第一次、第二次とくれば絶対、
第三次が起きるに決まってるじゃん
「完結編」て打てばいいのに

 

「出来ない」ということが
どれだけ地球に優しいのか、を
考えてみてください

みんな自分の可能性を試しすぎて
「オレ、これも出来るんじゃないか、
あれも出来るんじゃないか」
そう言って鼻息を荒くして CO2を
排出してるんですよ

 

落語でいう「枕」の部分を
大事にしないといけないんですよ
そうしないと興味ない人は聞いてくれないから

 

苦手ということは好きになる要素があるわけで
苦手だから面白いってこともある

 

話し3倍だね。話し3倍じゃないと
人は聞かないから
人の趣味なんてもともと面白くないから
そのまま言ったんじゃ誰も聞かないよ

 

得をすると妬まれるけど損すると面白がられる
僕がバカ業をやっていけるのも
損をしていると思われているから

 

”面白い”って思い込みだから
自分を洗脳すれば操作できるんですよね
面白くないっていう感想は
受け身だから出る考え

 

そもそも存在しない将来に期待なんて
し始めたら不安で仕方なくなる
だから僕は努力して頭をバカにしてる
展望なんて作るな、目標に到着出来なくても
焦るな、他人と比べるな

 

そもそも自分の考えなんて
鼻くそみたいなもんです

 

青春の正体は「無責任」だよ
無責任になれば青春時代は戻ってくるよ

 

大人になると誰かれなしに
ホメてもらいたいんだけど
みんながそう思ってるのでなかなか
順番は回ってこない
だから大人は淋しいんだ

 

 

みうらじゅん(三浦 純)
1958年京都出身
武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒
漫画家、イラストレーター、タレント