映画「イミテーション・ゲーム」 アラン・チューリング

 

コンピュータ科学の祖として知られる
科学者アラン・チューリング
長距離走が得意で、マラソンも速かった

 

映画化にもなった波瀾万丈の人生

彼がいなければ今日のコンピュータは存在していなかったかもしれない。コンピュータの概念を初めて理論化し、エニグマの暗号解読により、対独戦争を勝利に導いたアラン・チューリング。しかし彼の生涯は罪に問われた同性愛者としての私生活や、さまざまな説が流れる死まで、波瀾万丈なものであった。映画「イミテーション・ゲーム」にその短くも激動の人生が描かれている。

 

チューリングのもう一つの顔

チューリングは、1947年に行われたマラソン競技で、2時間46分3秒という記録を残している。当時としては世界記録クラスのかなり速い長距離ランナーだった。ケンブリッジ大学の学部生だった頃は、往復の通学路50キロメートルを走っていたという。映画でも走っているシーンが出てくる。

 

映画「イミテーション・ゲーム

英国政府が50年以上隠し続けた、天才アラン・チューリングの真実の物語。1939年、イギリスがヒトラー率いるドイツに宣戦布告し、第二次世界大戦が開幕。天才数学者アラン・チューリングは英国政府の機密作戦に参加し、ドイツ軍の誇る暗号エニグマ解読に挑むことになる。エニグマが世界最強と言われる理由は、その組み合わせの数にあった。暗号のパターン数は、10人の人間が1日24時間働き続けても、全組み合わせを調べ終わるまでに2000万年かかるという。
暗号解読のために集められたのは、チェスの英国チャンピオンや言語学者など6人の天才たち。そして、チューリングは遂にエニグマを解読する。しかし、解読した暗号を利用した極秘作戦が計画されるが、チューリングの人生はもちろん、仲間との絆さえも危険にさらすものだった。それは暗号解読により、ドイツ軍の攻撃目標が暴かれるが、策を取れば暗号が解読されたことを意味する。攻撃されることがわかっていても手を出せない。そして計画は実行されてしまう...
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