『ふたつめのボールのようなことば。』 糸井重里
糸井重里
詩的で、哲学的で
わかりやすいことば
ひとりでもやる
「ひとりでもやる」って開き直ると、別のひとりが集まってくる
カッパは待っている
じぶんがカッパだとしたらさ
川のほとりにしゃがみこんで、なにを待つと思う?
カッパだよ
じぶん以外のカッパを待つと思うよ、さみしいからね
暗闇なんかない
暗闇なんかない、「想像力」があれば
「はたらきたい」と「あそびたい」
「はたらきたい」と「あそびたい」は、睦まじい夫婦だよ
素人
なにかの領域の「プロフェッショナル」だということは
別のことについての「素人」であるとも言えます
博士であれ教授であれ王であれ大臣であれ
ほとんどのことについては「素人」です
いや、メインの領域でさえも「素人でもある」はずです