きょうも読書

言葉の迷路を彷徨う

なぜ約30年ごと? 次世代の新しい聖書

 

変わらない言葉を
変わりゆく世界に

31年ぶり、ゼロから翻訳した新しい聖書

 

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翻訳聖書も絶えず深化し発展

約30年ごとに出版される新しい翻訳「聖書 聖書協会共同訳」が2018年12月に発売された。聖書とは、神が人間一人一人へ語りかけている言葉。現代を生きるあなたにも日本語で語りかける。人々の言葉は、時代と共に変わり続ける。変わらない神の言葉を変わりゆく世界に伝えるため、翻訳聖書も絶えず変わり続ける。聖書を研究する学問は、神の言葉を現代に生きる私たちに、そして次世代へも正しく伝えるために絶えず深化し発展しているのだ。

 

「聖書協会共同訳」なぜ約30年ごとなのか

およそ1世代にあたる30年が経つと、聖書学、本文批評学、翻訳学が進展するだけでなく、言語が変化すると言われている。使い方や、その言葉への感じ方も変化する。また動植物、宝石、建造物などの名称は、聖書の動物学、植物学、考古学などの発展により、より正確になっているという。

 

人類史上最大のベストセラー

聖書は世界で20億人にも及ぶ人々が信奉する書物。いわば人類史上最大のベストセラーといってもいい。聖書は天地創造から世界の終末までがひとつの壮大な物語となって構成された書物だ。日本に住んでいると、それほど宗教を意識することはないが、海外とくに欧米理解には必須であり、文化だけでなく人の生き方まで影響する。30年ぶりの新翻訳版が発売されたこの機会に聖書に触れてみてはどうだろうか。手もとに置いておくだけでも意識が変わるかもしれない。

 

 

聖書 聖書協会共同訳 引照・注付き SIO43
 

 

 

 

*試されるイエスが発した言葉。人を裁く権利や資格をもつ者はいない

 

*「地球は青かった」が有名なのは日本だけ? 天に神はいたのか?

 

*「初めに言葉あり」「言葉は神と共に有り、言葉はなりき」

 

*「原罪」で人類は数々の労苦を背負うことに

 

*あらゆる知的生産は「問う」と「疑う」ことから始まる

 

*日本人信徒たちに加わえられた残忍な拷問と悲惨な殉教に苦悩

 

*人類誕生からの永遠の課題「罪と罰」。罪はブーメランのように

 

*ドイツ人住職から見た「日本人の寛容な宗教観」

 

 

 

 

 

 

 

 

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