きょうも読書

言葉の迷路を彷徨う

大江健三郎

『キャラメル工場から』 もうひとつのプロレタリア文学

大江健三郎も認める近現代文学の流れのなかで最上の短編小説の書き手である佐多稲子 小林多喜二の『蟹工船』と同時期に発表された、佐多稲子の『キャラメル工場から』にも労働者の姿がありのままに描かれている。そこにあるのは「少女たちの集団労働」だ。 …

等身大の大江健三郎

等身大の大江健三郎が垣間見れる106 の質問に立ち向かう 大江健三郎 作家自身を語る 作者: 大江健三郎,尾崎真理子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2007/05 メディア: 単行本 クリック: 8回 この商品を含むブログ (15件) を見る 安部公房や村上春樹について…

21世紀 ドストエフスキーがやってくる

いまどきドストエフスキー?知ってる人も、知らない人も読み進めれば、ヤメラレない。こんなに面白かったんだ。 本書はロシアの文豪「ドストエフスキー」について語られた一冊です。大江健三郎と沼野充義との対談や、「私とドストエフスキー」と題した著名人…

大江健三郎の読書論 " time no longer "

本書は講演の記録集です独自の読書論も公開しています 「話して考える(シンク・トーク)」と「書いて考える(シンク・ライト)」 (集英社文庫) 作者: 大江健三郎 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2007/06/01 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 10回 この商品…