きょうも読書

言葉の迷路を彷徨う

2019-01-01から1年間の記事一覧

京都より奈良

京都人気をよそ目に奈良へやってきました 近鉄奈良駅京都から急行で約47分大坂難波から快速急行で約39分*駅構内の観光課で地図がもらえます 奈良観光、3時間でこんなに回れますでも疲れます 近鉄奈良駅 9:30 ↓ ① 興福寺 9:40 ↓ ② 奈良ホテル 10:00 ↓ ③ 奈…

元米大統領の告発 『裏切られた自由』

思わず声を失う ... 太平洋戦争はアメリカ側が、仕掛けた戦争日本がその謀略にまんまとはまった 真珠湾を攻撃してくれてチャーチルもルーズベルトも大喜び 原爆という全く新しい兵器ができそれを世界に誇示するために使ってみたかった *以下長文です(本1…

孫子の兵法 「戦わずして勝つ」

内に向かえば身を修めることができ外は事変に対応できる 戦いの哲学は軍事を超えて人生哲学として 歴史書『史記』を記した司馬遷は孫子・呉子の兵法を評して、「内に向かえば身を修めることができ、外は事変に対応できる」と言う。確かに兵法は自他に打ち勝…

アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない

パスポートを持っているアメリカ人は国民の2割にすぎない他の8割は外国に関心がない アメリカの地図を見てニューヨーク州の場所を示せない者が5割もいたのだ アメリカのTV番組のインタビュー たとえば、北京オリンピックの最中にはこんな感じ 「今、オリ…

ユダヤ人の迫害理由とキリスト教の誕生

ユダヤ人はなぜヨーロッパで迫害されたのか イエスはなぜ磔の刑に処されたのか ユダヤ人はなぜ迫害されたのか ユダヤ教から分かれたキリスト教とイスラム教 ヨーロッパの問題を理解するには、キリスト教の基本的な考え方を理解しておく必要がある。キリスト…

上野千鶴子さんの東京大学入学式祝辞

あなたたちのがんばりをどうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください 異文化を怖れる必要はありません人間が生きているところでならどこでも生きていけます 4月12日、東京大学の2019年度入学式が日本武道館で行われた。祝辞には女性学のパイオニアであ…

仕事ができる人は朝が早い? 村上春樹は4時起き

「成功者は早起き」だとか「朝型人間が成功する」といった考え方が、世の中にはあります。確率から見たら、そうだと思いますが ... 早起きをしてどんなメリットを得たいのか?早起きをして何をするのか? 自分なりの指針がないと形だけに終わります。ぜひ皆…

マルサス『人口論』 若き天才の作品

戦争や疫病、飢餓などが人口増を食い止めるために必要貧しい人をむやみに助けるべきではない ダーウィンにも多大な影響を与えたマルサスの『人口論』 マルサス『人口の原理』の影響 イギリスの経済学者トーマス・マルサスは1798年に『人口の原理(人口論)』…

『キャンパスの雨』 三好京三

岩手の分校の小学校教師が都会の大学(通信教育)へ入学スクーリングで訪れた東京での奮戦記 キャンパスの雨 (文春文庫 (231‐7)) 作者: 三好京三 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 1985/12/01 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る あらすじ 中年の…

名著『外国語上達法』を読む

有名私立大学の教授が勧める1冊そこには習得を容易にするコツがあった 外国語上達法 (岩波新書 黄版 329) 作者: 千野栄一 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1986/01/20 メディア: 新書 購入: 32人 クリック: 345回 この商品を含むブログ (83件) を見る 千…

『種の起源』 ダーウィンの進化論

指折りの科学者チャールズ・ダーウィン 彼の学生生活やビーグル号の旅をたどりながらダーウィンの進化論の神秘を説く (長文です) 地球 ...数知れないほどの生命が生まれ子孫を残しては死んでいく そうして生命はこの星を覆いつくした 学校ぎらいのチャール…

読まずに死ねない名著「古典は人生の栄養です」

今こそ読みたい絶対名著知のソムリエが選ぶ名著の数々 *「日経おとなのOFF 2018年8月号」より抜粋。詳しくは本誌をご覧ください 日経おとなのOFF 2018年 8 月号 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2018/07/06 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (1件) …

『キャラメル工場から』 もうひとつのプロレタリア文学

大江健三郎も認める近現代文学の流れのなかで最上の短編小説の書き手である佐多稲子 小林多喜二の『蟹工船』と同時期に発表された、佐多稲子の『キャラメル工場から』にも労働者の姿がありのままに描かれている。そこにあるのは「少女たちの集団労働」だ。 …

アメリカが「世界の警察」をやめたら

アメリカが「世界の警察」をやめたら同盟国は国債を売りに走りドルは暴落することに 本書『ニュースの”なぜ?”は世界史に学べ2』から備忘録用として要約しています ニュースの"なぜ?"は世界史に学べ 2 日本人が知らない101の疑問 (SB新書) 作者: 茂木誠 出版…

凧になったお母さん 野坂昭如

昭和20年夏、アメリカの空襲で火の海となった町の中カッちゃんとお母さんは近くの公園に避難しますが ... 凧になったお母さん (戦争童話集 忘れてはイケナイ物語り) 作者: 野坂昭如,黒田征太郎 出版社/メーカー: 日本放送出版協会 発売日: 2002/07 メディア:…

なぜ約30年ごと? 次世代の新しい聖書

変わらない言葉を変わりゆく世界に 31年ぶり、ゼロから翻訳した新しい聖書 翻訳聖書も絶えず深化し発展 約30年ごとに出版される新しい翻訳「聖書 聖書協会共同訳」が2018年12月に発売された。聖書とは、神が人間一人一人へ語りかけている言葉。現代を生きる…

学歴より大切なもの

新たな階級社会となりつつある今の日本社会をどう生きるべきか 学歴より大切なものを日本史から学ぶ *本書『ニュースの”なぜ”は日本史に学べ』から、あくまでも備忘録用として要約しています ニュースの"なぜ"は日本史に学べ 日本人が知らない76の疑問 (SB…

宇多田ヒカル 文学のような作品

私の作詞は作曲から始まる 幼い頃小説家になることを夢見ていた 宇多田ヒカルの時を超える言葉 一貫しているのは、作品の世界に作者の自我の痕跡を残さないような作風と、アルバムごとに日本語とより真摯に向き合ってきたこと 日本語表現の性質については萩…