きょうも読書

言葉の迷路を彷徨う

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『まねる力』 齋藤 孝 模倣こそが創造である

まねる力 模倣こそが創造である (朝日新書) 作者: 齋藤孝 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2017/08/10 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 厳しい現代社会を生き抜くためにもっとも必要なものそれが「まねる力」だ まねる力があれば、どこで…

オーラル・ヒストリー 御厨 貴

大学院主催のオープンゼミ 都内にある大学院主催のソーシャルデザインオープンゼミが秋葉原でありました。当日は千代田区の有形文化財に指定されている建物での開催です。講師は東京大学名誉教授の御厨貴さん。ちょうど衆議院解散総選挙と重なり忙しい時期に…

『命の一句』 世界でいちばん小さなメッセージ

最短詩型だからこそその中に無限の小宇宙がひろがる 命の一句―世界でいちばん小さなメッセージ 作者: 石寒太,江成常夫 出版社/メーカー: 徳間書店 発売日: 2008/07 メディア: 単行本 クリック: 3回 この商品を含むブログ (1件) を見る 天国はもう秋ですかお…

ロシア映画祭 in 東京 

ロシア映画祭 10月2日から7日まで東京でロシア映画祭が開催されました。上映された7作品はいずれも2015年から2017年に制作された新作ばかり。会場はユナイテッドシネマ、水道橋の全水道会館、ロシア大使館内付属学校のホールの3カ所に分かれての上映です…

『塩のはなし』 忠臣蔵は塩が原因だった

塩の発見 塩は、空気や水とともに人間が生きていくために欠かせない大切なものです。では、わたしたち人類の祖先は、いつごろから塩を使っていたのでしょうか。日本では、縄文時代の終わりから弥生時代にかけてのころではないかといわれています。いまからお…

『知的文章術』 外山滋比古 心をつかむ書き方

誰も教えてくれない心をつかむ書き方が満載! 知的文章術~誰も教えてくれない心をつかむ書き方 (だいわ文庫 E 289-5) 作者: 外山滋比古 出版社/メーカー: 大和書房 発売日: 2017/08/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 「ア ナ タ」 南極観測船「…

『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』

なぜ、日本は米国の意向を「拒否」できないのか? オスプレイの高い事故率 オスプレイは爆撃こそ行わないが、単なる輸送機ではない。遠く離れた紛争地点に、兵士とさまざまな武器をピンポイントで送りこみ、敵の拠点を制圧するための戦術輸送機なのです。け…

『富嶽百景』 太宰 治 「富士には月見草がよく似合う」

苦しい時期の太宰治の心境を富士にたとえて語る佳作『富嶽百景』 浮上のきっかけを掴む富士 富嶽百景は、太宰が29歳のときの自身の生活を綴った私小説です。20代前半に華々しく文壇デビューしたものの、当時の太宰は私生活や作品づくりに問題を抱え、芥川賞…