きょうも読書

言葉の迷路を彷徨う

梶井基次郎

『桜の樹の下には』 梶井基次郎 

桜の樹の下には屍体が埋まっている!これは信じていいことなんだよ 『桜の樹の下には』 前回の『檸檬』に続いて、今回は『桜の樹の下には』です。わずか4ページの小品ですが、いきなり屍体(したい)が桜の樹の下に埋まっているという、衝撃的なはじまりで…

『檸檬』 梶井基次郎 無名のまま31歳で生涯を終える 

無名のまま31歳で生涯を終えたがのちに「檸檬」が高評価を受けその名が知られる 梶井基次郎(かじいもとじろう) 明治34年(1901)、大阪に生まれる。京都大学卒業。この頃より結核、神経衰弱を発症し、以後病魔に苦しみつつも放蕩生活を続け、夏目漱石などに…