2017年度「記事ランキングベスト10」
備忘録として始めた「きょうも読書」
読了本の備忘録として始めたブログ「きょうも読書」が、はてなブログに引越してきて1年経過しました。今回は約200本の記事から、10本を独断と偏見で選び、勝手に順位をつけてみました。番外編は5本。なお、サイドバーの人気記事ランキングとはあえて別のものを選んでいます。
第9位
年収と読書量は正比例する
第8位
本を読むときに無意識にしている8つのこと
第6位
『命の一句』世界でいちばん小さなメッセージ
第4位
『桜田門外ノ変』 吉村 昭
第2位
『ぼくはこんな本を読んできた』立花隆の読書論
第1位
『打ちのめされるようなすごい本』 米原万理
『打ちのめされるようなすごい本』について
本書は500ページに及ぶ書評集ですが、その中で著者の外国語学習法について、ロシア語を半年ほどで話せるようになった経緯も語られています。語学を学んでいる方には参考になるかもしれません。
さて、紹介されている書籍については、ロシアや東欧関係のものが多いものの、それ以外もたくさん紹介されています。とにかく読書の幅が広く、文学から下ネタ系まで、すべてに興味をそそる書評が魅力です。特に文学については「文学こそ民族の精神史の記録であり、粋である」といっています。また「ガセネッタ&シモネッタ」や「パンツの面目ふんどしの沽券」などの著書も。
ところで、本のタイトルにある「打ちのめされるようなすごい本」とはいずれか ... もったいぶるようですが、それはまた別の機会にでも紹介します。本書にはご自身の癌闘病記も記載されていて、生きていればもっと楽しい話が聞けたのにとても残念です。最初で最後の書評集になってしまいました。
番外編