きょうも読書

言葉の迷路を彷徨う

映画『スターリンの葬送狂騒曲』

 

ロシアで上映禁止の超問題作
スターリンが死んだ!
真実はこんなにも滑稽で、醜い !?

 

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スターリンの葬送狂騒曲

アーマンド・イアヌッチ(英語版)監督による2017年のイギリス・フランスの歴史・コメディドラマ映画。1953年の ” ヒトラーを超える大量虐殺 ” 独裁者スターリンの死によって引き起こされるソ連内の権力闘争が描かれる。原作はフランスのグラフィックノベル『La mort de Staline』である。製作国はイギリスとフランス。上映時間107分。

 

あらすじ

1953年のソ連・モスクワ。ヨシフ・スターリン脳卒中でなくなる。これにより、側近の高官たちによる最高指導者の座の後継を巡って争いが勃発する。はたして最高指導者はいったい誰になるのか...

 

プロダクションノート

・驚愕の”事実”をシリアスとユーモアの絶妙なバランスで映画化
・実在の非道な男たちを演じる名優たち
・イギリスに再現された、50年代のソ連
・現在の世界情勢とリンクする物語

 

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いまの権力闘争や世界情勢とリンク

 脳卒中で倒れたスターリンのために優れた医者を集めようとするが、そういう優秀な人間は粛清(大量虐殺)されているので、もう、しょぼくれたヤブ医者しか残っていないのでした...  思わずシネマ会場から笑いが起きる。随所にクスクス笑えるシーンがあり、ソ連という国のことがよく分からなくても面白い。いまのアメリカ、ロシア、中国などの権力闘争や世界情勢が、妙にリンクしている。笑いごとではないが、思わず笑ってしまう。

 

読書のノルマは毎日500ページ

 スターリンは、かなりの読書家だった。蔵書は2万冊以上で、うち5500冊には「スターリン蔵書」の印が押されていた。ジャンルはマルクスエンゲルス、レーニンなどの社会主義関係、カント、ヘーゲルなどの哲学書、文学書、歴史書、百科事典、ヒトラーの『わが闘争』、マキャベリの『君主論』、毛沢東の著作など多岐にわたり、寸暇を惜しんで読んでいた。「私の読書のノルマは毎日500頁です」と公言していた。Wikipedia

 

 

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オルガ・キュリレンコ
ウクライナ出身のファッションモデル・女優
ほかに「ある天文学者の恋文」などに出演

 

 

スターリンの葬送狂騒曲 (ShoPro Books)

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